ワインはどんどん値上がりする?円安!インフレ!対策は?

コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻などにより、世界的にインフレ傾向になってきており、モノやサービスの価格が上昇してきています。また、ワインの本場フランスでは、2021-2022年度は、歴史的な不作であったようで、影響が心配されます。

日本は、インフレの影響が最も遅くなる国だと言われていますが、様々な要因により、残念ながらワインの価格は上昇していくと思われます。

この記事では、ワインが値上がりする要因は何なのか、値上がりへの対策などについてご紹介いたします。

【2024/1更新】

あわせて読みたい
ワイン投資!今後価値が上がりする銘柄は?資産になるワインは? 自分用に買ってセラーに保管しているワインが高くなっていると「買っておいて良かった♪」と少し嬉しい気持ちになりますよね?おっさんが10年前に買ったオ-パスワンは、...
あわせて読みたい
【速報まとめ】東京オリンピックの闇(汚職・違法行為) 東京五輪・パラリンピックが終わって1年が経とうとしている今、次々と汚職や違法行為の事件が報道され、またしても、オリンピックがスキャンダルの暗雲に覆われています...
目次

更なる円安が物価を押し上げる【2024/1更新】 

昨年2023年11月には、1US$=151.40を超える円安になってきました。

円安の環境では、海外から輸入する物の値段が上がります。 日本はエネルギーや食材など、多くのものを輸入に頼っています。 円安で輸入コストが上昇すれば、企業は製品価格を値上げせざるを得ません。 残念ながら、ワインもますます値上がり必至!!というわけです。

急激な円安!インフレ【2023/1更新】

2022年10月21日、ドル円のレートはついに150円を突破しました。1990年以来の32年ぶりの円安水準です。2023年1月現在は、129円-132円程度の水準に戻りましたが、まだ円安リスクは続くと思われます。

ジャック

現在のインフレの動きは全世界的な現象ですが、日本の場合は円安という動きが加わり、しかも低賃金という状態が事態を悪化させていると思われます。
世界的な資源高、円安は輸入コストの上昇に直結し、企業物価指数は過去最大となっており、食品などの値上げラッシュも続いています。円安が貿易赤字の拡大を招き、赤字の長期化も懸念される中、日本経済、および我々の生活にも大きな影響が出てきています。

ワインが値上がりする理由は?

なぜ、ワインが値上がりするの?

ジャック

ワインの値上がり要因
●ワイン用ぶどうの不作
●世界的なインフレの進行
●急激な円安の進行
急に値上がりすることはないと思いますが、徐々に値上がりしていく可能性は高いと思われます。

フランス全土での不作「この50年で最も厳しい年」

2021年春、フランス全土を襲った歴史的な霜害や大雨などの影響によって、ワイン用のぶどうが不作であると言われています。国際ブドウ・ワイン機構(OIV=本部・パリ)は、ワイン生産が世界的な気候変動の問題に直面しているとの認識を示しているそうです。

2021年度は、世界のワインの生産量の45%、EUで約8割を占めるフランス、スペイン、イタリアの生産量の落ち込みが著しい様子。

シャンパンの産地シャンパーニュの生産団体の事務局長ダビッド・シャティヨン氏は、深刻な不作の2021年どについて「この50年で最も厳しい年」との認識を語ったとのこと。

ジャック

2021年度産のワインだけが値上がりするの?
答えはノーです。その年のワインだけが高い価格だと、みんな買わないよね?インポーターは、前後のビンテージと平均化して値付けをします。

ジャック

特にブルゴーニュとシャンパーニュ産のワインは、2021年の不作の影響をモロに受けているので、かなりの確率で高くなると予想されています。

世界的なインフレの影響 

企業間の取引価格動向を示す「企業物価」は、約40年ぶりの大幅上昇を示しています。企業にとっては仕入れコストが増える状況にあります。

コロナ禍により停滞している経済を浮揚させるため、世界中の中央銀行はお金を増刷しまくつています。モノやサービスの総量に対してお金の供給が過剰になってきている状況にあります。このような状況では、当然、価格に上昇圧力がかかってきます。

ジャック

日本企業はこれまで原材料費が上がっても、そのコスト上昇分を価格に転嫁してきませんでした。それは素晴らしい経営努力だと思いますが、グローバル社会から見ると「あり得ない」ことをやってきているわけです。

しかし今後も、原材料価格やエネルギー価格が上昇していく中では持続困難な状況になってくるはずです。コスト上昇分は、製品やサービスの価格に転嫁するなど、必要な値上げはすべきだと思います。値上げによって企業が利益を確保できれば、税金も払えるようになるので日本の財政にもプラスですね。

米国の金融政策にも変化がみられます。インフレ圧力の強まりを受けてFRBは22年3月に利上げを開始することになりました。

米国金利上昇は、米国の消費や投資の抑制要因となるほか、国際金融市場を通じて新興国の通貨安・インフレ圧力を一段と強める要因となる可能性もあります。

急激な円安進行 

ロシアによるウクライナ侵攻開始から約1年となります。金融市場にも混乱が広がり、円相場は、1ドル=130円台となり、2002年以来約20年ぶりの安値水準です。

原油高などへの対応で米国が利上げを加速するとの見方から円売り・ドル買いが進み、侵攻後の下落幅は約15円に拡大している状況です。

円安は輸出企業の業績を押し上げる一方、高止まりする原油や穀物の輸入価格を押し上げる要因となり、家計や企業の負担増につながる。

円安ドル高の背景には、事実上のゼロ金利政策を解除したFRBと、大規模緩和を続けている日銀の金融政策の違いがあります。

ジャック

現在は、円安と同時にユ-ロ安も進んでいます。ユ-ロ円はドル円ほど急激な円安ではありませんが、今後、ウクライナ情勢が沈静化してくると、売られていたユ-ロが買い戻され、ユ-ロ円も更に安くなっていく可能性もあります。

どういう対策をとれば良い?

値上がりする前に、できればワインをたくさん購入したいですよね?ただし、ワインは、温度や直射日光といった外部環境から影響を受けやすく、とてもデリケートです。

そのため、適切に保管するための管理に手間がかかります。自宅のひと部屋をワインセラーにできる方ならあまり問題はないのでしょうが。

ワインで資産運用している人もいます。ワインは、株式や債券などの資産とは違い、実物の資産となりますので、インフレによる恩恵を受けることができます。

世の中の物価が上がるにつれてその値段が上がってきます。そのような多くの投資家は、ワインを専門家のいるセラー業者や、専門の営業倉庫に預けて保管しているケースが多いです。

我々庶民は、できる限りの財力で購入して、家庭用セラーに保管するしかないようですね。

ジャック

現在、ロマネ・コンティは、最低でも100万円は超えると言われていますが、40年前は今では考えられない値段でした。5万円です。40年で20倍の価格になっています。
買っておけば良かった…残念。

適切に温度管理されていなかったボトルは外見や光を当ててみればわかるので、多くのオークション会社では出品を受け付けず、インターネット上の個人オークションなどに出品しても、高値で落札されることはないようです。

今、買っておくべきワインは? 値上がり必至!

投資用でなくても、自分が買ったワインが値上がりすると嬉しいですよね?逆にもったいなくて飲めなくなってしまいがちですが…。インフレや為替の影響だけでなく、人気のあるものはどんどん値上がりしています。

ジャック

値上がりしそうな代表的な銘柄としては、ロマネ・コンティ(DRC)やドメーヌ・ルロワのブルゴーニュ、
シャンパンでは、サロンやボランジェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ、クリュッグ・クロ・デュ・メニル、
シャトー・ペトリュスやル・パンといった少量生産のボルドーが挙げられます。

今後、値上がりしそうなものとしては、フランスワインが狙い目のように見えますが、既に相当高値になっています。

お金持ちの中国人の人気などを考えると、アメリカのカリフォルニアのカルトワインに大きな価格上昇の可能性があるように思います。

以下、おすすめのカリフォルニアのカルトワインです。

ハーラン・レッド・ワイン (参考価格150,000円)

カユース カマスペロ (参考価格21,000円)

TOR カベルネソーヴィニヨン ベクストファー トカロン (参考価格50,000円)

シネ・クア・ノン レーツェル・ゼヒ・ツェーン・シラー (参考価格50,000円)

スローン・プロプライエタリー・レッド (参考価格220,000円)

コルギン ナンバー・ナイン・エステート ナパ・ヴァレー レッド・ワイン (参考価格100,000円)

マヤ (参考価格80,000円)

ザ・フライト オークヴィル ナパ・ヴァレー (参考価格200,000円)

スケアクロウ (参考価格120,000円)

ブライアント・ファミリー (参考価格65,000円)

ワインの購入、仕入れ

Wine Shop Terre(ワインショップ テッレ) 

イタリア・プーリア産ワインとスペイン・バスクの海底熟成ワインを販売するオンラインショップです。
◆セールスポイント◆
1. 全て自社輸入のため、日本ではほとんど手に入らない高品質ワインを取り扱い! 2. 応援購入サイト「Makuake」で大 成功を収めた、バスク海底熟成ワインの一般販売開始! 3. 13,500円以上のお買い上げで送料無料(北海道・九州・沖縄を除く)!

【ベルーナ】My Wine CLUB

ワイン通販国内13年連続No.1※東京商工リサーチ調べ(2008~2020年度)My Wine Clubは、スタッフが直接現地ワイナリー等と交渉を行い、買い付けをしています。そのため卸や商社を通す、通常の仕入れで発生する中間マージンがカット でき、高品質のワインを格安にお届けすることが出来ます。毎月第4土曜日は「マイワインクラブの日」としてメルマガ限定キャンペーンを実施中!

日本ワイン通販の「wa-syu」

「wa-syu」は日本ワインの楽しさを提案するオンラインショップです。日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、進化し続ける日本ワイン。ボルドーやカリフォルニアのワインでは味わえない魅力を全国の生産者とつながるコンテンツとともにお届け しております。

イタリアワイン・イタリア食材のラーモイタリア

イタリアワイン・イタリア食材の専門輸入商社モンテ物産が運営する公式オンラインショップです。イタリアにこだわったお酒・食品の取り扱い商品数は600点以上!珍しいワインや食材も取り揃えております。税込11,000円以上で、送料無料となります。

「南」カリフォルニアに特化したワインショップ SoCalization Inc 

クラウドファンディングで200万円近く集めて話題の「アーモンドスパークリングワイン」を中心に、日本にはまだ珍しい「南」カリフォルニアに特化したワインショップです。

あわせて読みたい
【フランチャコルタのおすすめ】奇跡のスパークリングワイン! フランチャコルタ(Franciacorta)は、北イタリア・ロンバルディア州東部のフランチャコルタ地域内で造られる最高峰のスパークリングワインです。「イタリアの奇跡」と呼...
あわせて読みたい
自力で巡るボルドーシャトー!グルメ♪観光情報♪ ボルドー(BORDEAUX)といえば、何といってもワイン!せっかくなのでシャトーへ行ってみたいですよね? ワイン好きにとっては、ツアーではなく、ゆっくり自力で巡りたいと...
あわせて読みたい
高いワインは何が違う?少し贅沢。本当に美味しいワイン! ワインの価格と味は比例しません。 「100万円のワインは、1万円のワインと比べて本当に美味しいですか?」と、飲んだ経験がある人に感想を聞くとすれば、全員が「美味し...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次